桜色の人鳥

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即興小説part07【ラジオの意外な天気雨】

即興小説様ありがとう。
15分でブログに書くネタを与えてくれる即興小説は神様です。
というわけで読み直しなしの即興小説をどうぞ。

時間:15分
お題:意外な天気雨
要素:ラジオ

【ラジオの意外な天気雨】
 夜分遅くすいませんが、私はラジオがなければ眠れません。隣人の方の迷惑になるかもしれませんが、出来るだけ音量を落とすので勘弁して頂けませんか?
 隣人とは就寝時間が違う為、それなりに気を使います。さらに部屋の壁が薄い事もあって、このマンションでは喧嘩がしょっちゅうおきます。
 私は喧嘩が苦手なので、極力音を立てないよう静かにしているのですが、ラジオだけは手放せません。
 世間の情報、明日の天気、怪談、漫談、音楽、これ一つで全て聞くことが出来ます。
 テレビと違って無駄な視覚情報も入ってきません。正確に耳だけで情報を得る事が出来る。それに子守唄として一役かってくれます。
「明日の天気は雨が降るでしょう」
 簡潔な一言。
 しかし私は外にあまり出ないので関係ないでしょう。
 
 目が覚めると既に昼の十二時過ぎ、ご飯を食べるにはいい時間です。
 朝食が昼食に変わるなんていうのは、いつもの事ですから気にしません。
 もう雨は降ったのでしょうか? 雨音は聞こえていませんが、寝ている間に降ったのかもしれませんね。
 冷蔵庫から魚肉ソーセージを取り出し、フライパンで軽く炒める。米は炊いていなかったのでパンを取り出し、表面にマヨネーズを塗り、炒めた魚肉ソーセージを挟めて食べました。
 カロリーの高いものばかり食べたせいでしょうか、最近お腹が柔らかくなった気がします。
 昼食を終え、しばらく昼寝をしようとベッドに転がっていると、こつんと音が鳴りました。
 それも一つだけでなく、こつんこつんと音が鳴ります。
 雨が降ってきたようでした。
 次第に雨は強くなり、マンションを力強くたたきます。
 隣人の方は濡れていないでしょうか? 少々心配になりました。

 午後四時頃、雨は止み音は響かなくなりました。
 隣の部屋の扉ががちゃりとなり隣人が帰ってきたようです。
 ばらばらばらと音が隣の部屋から聞こえます。何か細かいものを沢山落としたような音でした。
 そして隣人が電話で何か興奮したように話しています。
「雨が降ってきたぞ!」
 雨が降ったのがそんなに珍しかったのでしょうか?
 何気なくカーテンを開き、窓を開けると地面は濡れていませんでした。代わりに大量の『飴玉』がころがっていました。
 私はラジオを仕舞いこみ、テレビをつけた。
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