桜色の人鳥

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即興小説part16【思いでぽろぽろ】

タイトル、内容、やる気、全て手抜き也。
昨日1900字位書いたからいいよね(強要)

時間:15分
お題:私のつるつる
要素:血液型

【思い出ぽろぽろ】
 無駄に偏った先入観を持ち、人の性格を勝手に決めつけ、あげくの果てには下らない理由で好きになり、嫌いになる。人というものは長く付き合っていく上で、その人を評価できるのであり、決して血液型などでは判断できない。
 何度も私はそう言った。ところが私の友人は「実際o型の貴方は大ざっぱではないですか」と、反論してくる。ならばo型の人間だけが大ざっぱであってほかの血液型の人間は大ざっぱではないというのか? いや、そんな事はないはずだ。私は決して血液型で人を見ない。
 毎回こんな話をしては、喧嘩になってしまうので、血液型の会話はほどほどに。
 「そろそろ帰ります」と、友人が家を出ようとする。それを見送ろうと立ち上がると、「あっ」と振り返った友人は「これをあげます」と、お肌の古い角膜をぽろぽろと落とすクリームのサンプル品を渡してきた。大方どこかの店の店頭でもらったはいいが、持て余していたのだろう。
 私も大して欲しくはなかったので、断ろうかと思ったが、ふとクリームの容器に書かれた一文が気になった。
「貴方のお肌を安全かつ綺麗に掃除。古い角質もぽろぽろ。悪い思い出もぽろぽろ」
 このクリームを作った会社は馬鹿なのかもしれない。
 逆にそれが気になり、思わず受け取ってしまった。今夜にでもさっそく使って悪い思い出とやらを全てぽろぽろしてやろう。
 お風呂上り、鏡の前に座りクリームを手に取る。我ながら女々しい事をしているのは分かるが、この部屋には私の事を見ている者などいない。
 クリームを手で広げ、顔に塗ってみる。こすればこする程、ぽろぽろと角質が固まって落ちていくのが気持ちが良い。
 その頃、ちょうどクリーム達は血液の波を超え、心臓の噴火地帯を乗り越え、思い出へ辿りついた。
 クリーム達は手探りで悪い記憶を探しだし、それを自らの体に吸着させ、また旅をつづけ、肌から外へ出る。
 流れ落ちた悪い思い出とクリームは、ティッシュの船に乗り、ゴミ箱へ出航していった。

 ふう……。たまにはこういうのも悪くない。あまり信用はしていなかったが不思議と気持ちがいい。
 商品を買ってみるのもいいかもしれないな。
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*Comment

クリーム 

う~ん、こういう気分になるのも良いかも。
肌に良いクリームは嬉しいですね。
  • posted by さやか 
  • URL 
  • 2015.03/04 10:29分 
  • [Edit]

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