桜色の人鳥

適当理論と小説置き場。たまに日記。小説を読むときはカテゴリ「目次」から。

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即興小説part02 【僕の妄想】

またもや即興小説で書き上げました。
では下らない前書きはいいとして、載せます。

時間:15分
お題:僕の妄想
要素:アメリカ

僕の夢はそれはそれは大きく、クジラが何頭入るであろうかという程懐が大きい。
 もちろんクジラだけではなく、シャチやペンギンでもいい。あ、でもペンギンは食べられてしまうからかわいそうだ。
 僕の夢、それは大統領である。わざわざ日本人である僕がアメリカの大統領を目指す理由は一つしかない。かっこいいと思わない?
 だから僕は一生懸命勉強しなくてはならない。もちろん容姿にも気を付けて誰にも負けないほどのかっこよさを身に着けないといけない。
 トイレの後も必ず手を洗い、清潔に体を保つ。それだけの事と友達は馬鹿にするけど、それが出来るようになってから出直してきて欲しい。
 政治について勉強しようとしたら、お父さんにまだ早いと怒られたけど、僕はこっそり教科書を持ち出してじっくり勉強している。これは内緒だ。
 たぶん僕は大きくなったら女性にもてもてで、頭も良くてみんな困ってしまうような大人になってしまうだろう。
 まったく罪作りな僕だ。

 そんな時に、テレビで亀の特集を見た。大きな甲羅から申し訳なさそうに手足、頭、しっぽを出すその様子がとてもかわいらしい。
 一目で亀の虜になった私は、勉強の傍ら、亀の事を良く考えるようになった。
 わざわざあんな動きづらそうな形態に変化した生命の神秘や、仕組を考えると胸が熱くなる。
 大統領もかっこいいけど、クールな亀博士なんてのも良いかもしれない。いや、亀大統領が一番かっこいい!
 まずアメリカの国旗の旗を亀の甲羅模様にして、亀を動物国宝として扱い、皆に亀を好きになってもらう。僕の考えるとても素敵な国の完成だ。
 その時は国名を変えてみるのもいいかもしれない。そうだな『カメリカ』なんてどうだろうか?アメリカの原型を残しつつも亀を織り交ぜるこの絶妙なネーミング。やはり僕は天才らしい。困った事だ。

 休日、父に絵本を買ってもらい自分で読んだ。そこにはよだかが星になるまでを悲しくも素敵に綴っていた。
 夜空を見上げるとごうごうと星が燃え盛り、そのどれかがよだかなのだと思うと胸が熱くなる。よだかは雲の上で飛んでいるが、亀はどうだ。空を飛ぶことは出来ないし、燃える事もできない。ただ這いつくばって地面とお話ししているだけだ。
 亀よりよだかの方がかっこいいではないか。そう感じずにはいられなかった。
 よだかは鳴きながら空を飛び、亀は泣きながら這いつくばっている。
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