桜色の人鳥

適当理論と小説置き場。たまに日記。小説を読むときはカテゴリ「目次」から。

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即興小説part26【言葉】

そろそろブログ更新せねばと思い久しぶりに即興小説を書こうと思ったのが全く書けませんでした。
片手でタイピングをし、もう片方の手で絨毯をコロコロしながら5分ちょっとで代わりに変なのを書きました。
特に意味はないです(呆然)

 私の目の前に立つ男性は客観的に見たとしても若くてやんちゃでガラが悪い。将来の不安すらないのか髪を不健康な塗料によって染め、ただでさえ人には穴が多いというに耳には穴をあけている。
「殺してやる」
 私に向けた簡潔で実に陳腐な威嚇、殺してやると言いながら殺気のようなものは感じない。つまり口だけである。
 男は私を威嚇し終えると私に掴みかかり拳を振り上げそのまま暴力に訴えかけてきた。
「殺すといっておきながら素手で殴るのか」
 赤く染まった頬をさすりながら私は男に問いかける。赤く染まったといってもその男に恋をしている訳ではない。殴られたから赤くなっているだけである。
 どうやら私の質問は男の神経を逆なでしてしまったらしい。男も私程ではないが顔を怒りで赤く染め頬をさすり続けている私に追い打ちをかけてきた。
 反撃するような意思も力もない私はそれを受け止める。男の足が私の腹部にめりこみ内臓を圧迫して痛みが走った。
 私の表情を見て満足したのか男はそのまま何処かへ去って行く。結局男は私に殺すと言いながら痛めつけるだけであった。
 自分の発言には責任を持てと説教してやりたかったが男はもう目の前にはいない。不完全燃焼な怒りをぶつける事も出来ぬまま私は口を閉じた。
 それを見ていた友人が私に駆け寄り心配をしてくれる。
「災難だったな。体は大丈夫か?」
「大丈夫ではないが生きている。あの男は無責任だ」
「生きているならいいじゃないか」
「生きているから駄目なのだ。殺されていない」
「お前が殺される理由はあるのか?」
「特にない」
「ほらみろ。じゃあやっぱり生きていていいじゃないか」
「それもそうだ」
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